交通量の多い国道沿い。
鉄骨２階建ビル。

この場所を建築設計施工会社の社屋にする。

社屋移転。
社員の増加。
事業の拡大。
手狭になった社屋。
移転先を探す。
人目につく立地。
必要以上の規模。
しかしそれは現状に対する見立て。
経営者の描く未来。
それに合致した建物。

単なる移転にしてはならない。
未来を方向づける社屋、その設計。

＊

ゾーニング。
必要機能の配置だけでは持て余す。
追加の用途を検討。
ありすぎる可能性。

プラン未定、解体を先行。
プラン未定、取捨の選別。
プラン未定、プラン確定。

設えが振る舞いを固定する。
用途が導かれる。

仕上げ、素材、選定の根拠。
顧客との接点、ショールームとしての社屋。
滅多に使わない素材の多用。
内覧会では見られない素材の紹介。
高価であるから最善なのではない。
自然素材であるから最善なのではない。
最善であるから最善なのである。

挑戦的適材適所。
設計行為の拡張。
結果、調和。

＊

未来を描く
進み、導く
これに必要な、
白地図、または羅針盤としての社屋

株式会社 家守