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湯の街ビストロ 江沼スタシオン
After
Before
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Whole story
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山あい。深緑の稜線が空を小さくする景色。冬には豪雪地帯。温泉街へ入る三叉路。
鉄道の駅があったらしく、「駅前」と呼ばれる地点。
その「駅前」に建つビル。前用途は薬局。昭和によく見かけたタイル外壁に、左右対称の開口部。堂々とした面構え。このビルを料理店にする。そうなるのに充分なビル。
ただし、いくつくかの足し引きは必要。ガラス壁に囲われた調剤室も趣深かった。
けれどもシェフに似合うオープンキッチンを作るためにはそぐわない。潔く取り払う。
広いワンフロアが現れる。広すぎる。
客席、厨房、手洗い、風除け室。適切に配分しただけでは余白が多い。
物理的な要素が必要。丸太。丸太のディスプレイ台。
*
タイル壁、左右対称のガラス窓。
白のれん。
自動ドア、風除け室。
白漆喰の壁に、横長のガラス窓。その先に見える丸太。
扉を開ける、店内。
モルタルの床。
白漆喰の壁。
銀朱色の和紙貼り両引き戸、半個室。
丸太のディスプレイ台。
左官仕上げの配膳カウンター。
オープンキッチン。藍の二丁掛けタイル壁。
テーブル席。椅子、張り地は青。
段差。黒の磁器質タイル床。
カウンター席。肘かけ付き椅子。*
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ワンシーン、またワンシーン
ジャケットを羽織って
ワンピースを着て
今日はすこし特別湯の街ビストロ 江沼スタシオン
フランス料理の店
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